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拝啓 新代表様、新総理候補様 時間給から実績給へ「シン働き方改革」を!

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池上彰さんのTV番組で「年功序列」を望む若者の数が過去最多になった。「静かな退職」と呼ばれる最低限求められた業務だけを淡々とこなす働き方をする人が去年の調査では2人に1人に、「仕事への熱意がある」を測るエンゲージメント率が世界最下位と伝えていたが、少し意外だったのは、そんな現状の働き方に危機感がない番組であったことだ。

昨日、立民の代表が野田さんに決まり、もうすぐ自民の総裁、日本の総理の顔が代わる。ここまで国家観が語られていないとの批判が出ているが、日本人の働き方の現状について危機感を持たなくてよいのだろうか?ほどほどにしか働かない人が半分もいる日本国の将来は明るくないはずだ。

私の知る飲食店でこんな事例があった。
コロナ禍で辞めた従業員が未払の残業代を支払うよう労基に訴え、社長は支払い拒否を主張したものの、労基から是正勧告を受けた。
社長の主張は「コロナ禍で売上が半減して赤字の中、助成金や融資を頼りにお店を維持しこれまで通りの給与を支払ってきたのになんだ!しかも客は少なく楽して時間だけいたようなものではないか!」というもので、私はうなずけた。労基の担当者も社長に対し「人間不信になりますね」と同情してくれたそうだが、是正勧告書は送られてきた。

これがもし、時間ではなく実績で評価される賃金制度だったらどうなるのだろうか?現状の法制度だと働いたふりだけの人が増えてしまうのも当然と言える。

失われた30年を脱し活力ある日本へ再生するためには、成果と成長、効率を尊ぶ国民の仕事への意識改革と時間給から実績給へなど労働に関する法制度の抜本的に改正する、「シン働き方改革」が求められると私は考える。

新指導者には、見直しや緩和といった見せかの改革は、本当は誰も望んでいないのではと問いかけたい。「坂の上の雲」のごとく、日本人のDNAを呼び覚まそう!と国民に問いかけてはいかがだろうか。

*今日のお言葉
情熱をもって働くことで、ただお金を稼ぐのではなく、自己実現の道が開ける
リチャード・ブランソン

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