COLUME

試験、宿題、時間割

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日本人の時間の感覚は不思議だ。時刻を守ることにはうるさいのに、時間を長くかけることには罪悪感が少ないようだ。袴田事件の再審、無罪判決で裁判長が声を詰まらせ「ものすごく時間がかかっていて、裁判所として本当に申し訳なく思っています」と謝罪したが、何とも理解しがたい。

昨日、日本の新しいリーダーが誕生した。国民を守り信頼を回復するために、将来の防災省(庁)を目途に防災に係る国の専任スタッフを増やしていくとの政策が語られていたが、思い切って実現までの時間を決めたらどうだろうか?

私が社会に出たてのころ、上司が良く話していたフレーズを思い出す。
「子供のころ勉強したのは、勉強が好きでしていのではなく、試験、宿題、時間割があったから」というもので、なかなか奥が深い。

新総理は5度目の挑戦でやっとその座を掴んだのだから、思い切ってご自身の目指す国造りを進めていただきものだが、具体的な政策には「卒業の日」を決め、「試験、宿題、時間割」を用意してはいかがだろうか。
私ならプラスして、「時間庁」を創設する。日本社会の無駄な時間を撲滅していくことをミッションにして、日本人の時間に対する価値観を再構築してみたい。時間を守ることと、時間の無駄遣いをしないことが同等の価値になれば、日本社会は相当豊かになるのこと間違いなしだ!

*今日の名言
「時間の浪費ほど大きな害はない」
ミケランジェロ

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