小さな会社・個人事業の経営者に伝えたい「7つの提言」
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小さな会社・個人事業の経営者に伝えたい7つの提言
これは以前私が「空いている大きな蔵の利活用の相談」を受けていた時に出会った社長さんから教えて頂いた言葉です。経営者の仕事は「どこかに吹いているそよ風を見つけ、そこに凧を揚げておくこと」と言うもので、「風のない所で凧を上げようとして、経営者を先頭に社員みんなで一生懸命走っていては、誰かが疲れて走るのをやめてしまったら、凧は落ちてしまう。経営者は風を見つけ小さく凧を上げておく、上手く風をとらえたり、風が強くなってきたら社員みんなで凧の数増やしたり、凧を大きくしたりしていけばよい」という趣旨だったと思う。きっと話された社長さんは私に、相談者へのサポートの仕方を指南して頂いたのではないだろうか。
私が経営していた『田舎町のオアシスを目指した飲食店』で「風」をはっきりと感じた経験がある。それは東日本大震災がきっかけで地域の人たちの飲食の行動パターンが「週末は隣の繁華街へ出かけることから、できるだけ家族と地元で過ごす」に風向きが変わったことで、それから大きく売り上げを伸ばすことになる。
先日エミー賞18冠に輝いた真田広之さんが主演兼プロデューサーを務めた時代劇ドラマ『SHOGUN 将軍』も大ヒットの背景には、「吹替から字幕へ」のコロナ禍のアメリカ人の趣向(風向き)の変化がある。真田さんたちがこの変化を感じて作品を作ったのかどうかわからないが、「フォローの風」を掴んだことは確かだ。
どうですか、あなたの事業と風の関係は、運よく吹く風もあるかもしれませんが、風を待つのではなく、風にあらがうことでもなく、ましてや風を起こすことではなく・・・凧をもって風を見つけに行きませんか?
*今日のお言葉
風が見えるようになる。
トーマス・コルビュー