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なぜ驚異的な記録を出せるのか?大谷翔平に学ぶ、出来ることを増やすための「準備の楽しみ方」

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本塁打54本、打点130、安打197、打率310、盗塁59、今日大谷翔平のドジャース移籍1年目、162試合のレギュラーシーズンが終わった。驚異的な数字を残し地区優勝の立役者となった彼を身近で見ていた、ドジャースのウッドワードコーチは「エリートであるのは才能ではなく、準備のたまもの」と秘訣を語った。大谷がエンゼルス時代(2019年から2022年)には同地区のレンジャーズで監督をしていたウッドワードコーチは、敵の指揮官として観察してきたが「この選手は身体的に疲れないだけでなく、精神的にも疲れない」ことに驚き、そこに一番感心していたそうだ。

ドジャースで通算212勝のカーショーも「彼を見ていると彼の勤勉さがよく分かる。毎日が同じ。決して疲れた様子も見せず、愚痴をこぼさず、感じさせない。投手としてのリハビリを欠かさず、ウォームアップ、練習を繰り返し、本塁打を放ち、盗塁も増やす。その一貫性は評価に値する。細部へのこだわりと勤勉さ。見ていてクールだ」と絶賛している。

大谷の体づくりの準備は19歳から始まっている。スポーツ選手の動作解析の第一人者、筑波大学の川村卓准教授を訪ね、野球選手のピークとされる20代後半に照準を合わせて、逆算しながら、投手とバッターの二刀流に必要な筋肉を過不足なく付けてきて、今の大きな体が出来上がっているそうだ。

あの、イチローも準備について沢山語っているが、大谷の準備からは少し違った「ポジティブ感」が伝わってくる。なぜだろう?
それは、彼は「出来ることを増やしたいから練習している」からではないだろうか。ミスをしないように、勝負に勝つために・・・と結果におびえる心に打ち勝つために、のような考え方ではなく、純粋に準備した分出来ることが増えていくことを楽しんでいるかのようだ。その証拠にダックアウトでタブレットを真剣に見つめる彼の表情は野球少年そのままだ。日ハム時代の大谷がMLBに挑戦したい理由を栗山監督に問われ「成功するとか失敗するとか僕には関係ない。それをやってみる事の方が大事」とが答えたのもうなずける。

大谷翔平は「準備の楽しみ方」を知っている。
私たちも「準備の楽しみ方」を学びたいものだ。


*今日のお言葉
「成功の秘訣は、何よりもまず、準備すること。」
ヘンリー・フォード

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