今日のお言葉

小さな会社・個人事業の経営者に伝えたい「7つの提言」7.サードオピニオンを持とう ③利害関係のない第三者

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利害関係のない第三者
掲題の「サードオピニオン」を定義する前に、「セカンドオピニオン」についてです。これは、患者が自身の病気や治療方針について、主治医以外の医師から別の意見を求めることを指す主に医療の現場で使われる言葉ですが、これをPrePo目線で経営者にあてはめてみます。あなたの会社や事業における「主治医」はあなた、経営者自身だと思います。なぜならば、実際にメスを入れられるのは。経営者であるあなたしかいないからです。あなたに意見が言える主治医以外の医師が「セカンドオピニオン」ですから、先にお話したあなたの周りの人たち、利害関係者(ステークホルダー)がそれにあたります。顧問の税理士、社労士や弁護士さん、金融機関や商工会議所の担当者、お取引先の方やスタッフ、お客様や友人、家族も時としてその役割を果たします。


では、こんなにあなたの周りには、あなたに、あなたの事業に係る人が大勢いるのに、「経営者は孤独」と言われるのはなぜでしょうか?あなたも孤独感を感じていますか?
私は理由をこう考察します。
ここで言う「セカンドオピニオン」の人たちは、それぞれに所属や立場かあって、「あなたのことを考えて話しています」とは言うものの、あなたとは別の角度から見ての発言をされていることもしばしばです。それはそれで必要ではありますが、私たちは「所詮みんなは経営者ではないからなー」と「孤独感」を感じるのではないでしょうか。例えば、銀行は「雨が降ったら傘は貸さない」、士業の方とは「誰の味方?」、仕入先とは「結局そちらが売りたいものを持ってきているだけでしょう?」、スタッフとは「それ!働き方改革?」のようになり、油断も隙もあったもんじゃない・・・こうして経営者は常に孤独感を感じる職業になる訳です。

私は小さな会社・個人事業の経営者が「話を聞いてもらえる」「納得感に偏り過ぎない判断ができる」健康で健全なリーダーでいるためには、「セカンドオピニオン」の皆さんの活躍も勿論なくてならないものですが、少し別のポジションの存在が必要ではないかと考えます。あなたと同じテーブルに座って、あなたの話を聞く、あなたに話をする、利害関係のない「第三者」、これが私の提言する「サードオピニオン」です。

今や、経営者はやらなければいけない課題や学びたい情報が増えることはあっても少なくなることはない時代です。かといって、簡単に人任せにしてしまうわけにもいきません・・・あなたにはこれから事業の成功へ向かってできるだけ毎日心穏やかに、無駄な時間と余計な失敗は避けて歩んでいただきたいと願います。「サードオピニオン」ぜひあなたの経営にプラスしてはいかがでしょうか。


*この章のお言葉
リスクとは、自分が何をやっているか分からない時に起こるものだ。
ウォーレン・バフェット

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PrePoのドックです。小さな会社・個人事業の経営者支援、こちらのHPから何でもご相談お受けしています。
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