ドジャース、ワールドシリーズ制覇に学ぶ「リーダーの采配」同点覚悟か、0点に抑える覚悟か
MLB、ロサンジェルス・ドジャースは30日(日本時間31日)、敵地で行われたヤンキースとのワールドシリーズ第5戦で史上初!最大5点差を逆転勝ち。2020年以来4年ぶり8度目のワールドシリーズ制覇を果たした。
NYY 6-5 LAD 8回表:ドジャースの攻撃
ヤンキースリードで迎えた8回表のドジャースの攻撃。K・ヘルナンデス、エドマンの連続ヒットにスミスの四球でノーアウト満塁。ヤンキースはピッチャーをクローザーのウィーバーへ交代、内野守備はショートとセカンドは前進せず1点は覚悟した陣形。その後、ラックスのセンターへの犠牲フライで1点、6-6の同点に、続く大谷はキャッチャーの打撃妨害で満塁に、続くベッツのセンターへの犠牲フライでドジャース、逆転!
ヤンキースブーン監督は、次の回2番ソト、3番ジャッジと続く上位打線で得点できると踏んでいたのか?この場面で同点覚悟の采配は、どうだったのだろうか?連投が続いていたとはいえ信頼するクローザーを登板させたのだから、1点もやらない、0点に抑え切ろうとの覚悟が監督にはあっても良かったのではないだろうか・・・(^^♪
NYY 6-7 LAD 8回裏:ヤンキースの攻撃
ドジャースは、2番ソト、ファーストゴロで1アウトの後、ジャッジ、レフトへのツーベースヒット、チザムは四球で一死一、二塁のピンチ。次のバッターにポストシーズン7ホームランと絶好調のスタントンを迎えると、デーブ・ロバーツ監督はマウンドに向かった。ピッチャー交代かと思われたが、6回2死から登板していたトライネンの続投を選択。
試合後のインタビューでこの場面を問われたロバーツ監督は、「トライネンの目を見に行った、どうだと聞いたら、いけると答えたので、トライネンに勝負を託した。」と答えている。
レギュラーシーズンならピッチャー交代のシーンだが、ここでのロバーツ監督は違っていた、トライネンの胸にこぶしをぶつけ、1点も許さない覚悟を選手と共有した監督の姿勢に感動した・・・(^^♪
2024ワールドシリーズ 4勝1敗でドジャース制覇!
試合後ドジャースのロバーツ監督とヤンキースのブーン監督が互いの健闘を称えハグする写真も公開されていたが、どんな思いが交錯していたのだろうか・・・
リーダーの経験の差、覚悟の持ち方の違いが勝敗を分けたのかもしれない。