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坂の上の雲に学ぶ【スモールビジネス経営者編】良き指揮官の決断の仕方。

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NHKで再放送されている「坂の上の雲」(8)日清海鮮(後編)で、部下の命を失った若き秋山真之が東郷平八郎に悩みを打ち明けるシーンは見ごたえがあった。以下大筋はこうだ・・・

秋山:良き指揮官とは何でしょうか?
東郷:指揮官は決断し命令し、一旦刀を抜く覚悟をしたら後は戦うだけ、しかし決断に至るまであらゆることを考えなければならない。それが指揮官たるものの責務。将たるもの、自分が下した決断を神のごとく信じられなければ、兵は動かせない。決断は一瞬だが、そこまでには時間がかかる。よーく考えてもらいたい。
秋山:短気は損気。急がば回れ。(亡き父の口癖)
東郷:なかなか良い

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昔、管理職とは「状況に応じた判断、決断、行動をする人である。」と教わったが、管理職とは「正しい決断をするために考え続ける人である。」との定義も追加しよう・・・(^^♪

決断のスピード

今の時代はどうだろうか?指揮官の決断が軽くないだろうか?考える時間は足りているのだろうか?例えば、日本の政治家の伝わってくる言動を見ても、なにか正しい決断の仕方がわかっていないように思える。スモールビジネスの経営者においては素早い意思決定が求められ、失敗よりも決断スピードが優先され、失敗から学ぶことが良しとされているようだ。果たしてこれで良いのだろうか?

よーく考えるとは

スモールビジネスの経営者であれば、「大谷の夢ノート」ではないが何年後、何歳になったらこうなっている、と目標を掲げていることだろう。目標を達成するために今何をすべきか「よーく考える」ことが大切で、それも東郷の言葉ではないが、「神のごとく信じられる」レベルの度合いが大切なんだろうと考えます。それはその決断の場面に至るずーと以前からよーく考えていることで、一瞬の決断が正しくできるようになるのではないだろうか。

まとめ

良き指揮官とは、正しい決断をするために、よーく、ずーと前から目標実現に至る方策を考えている人であると言える。

秋山真之ではないが、短気は損気。急がば回れ。

令和の時代の今の日本にこそ、少し落ち着いて目標をしっかり見据えてよーく考えているリーダー、経営者が求めれれているのではないだろうか。

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直感や自分の納得感で決断するのは危ういかもしてないな・・・(^^♪

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