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リベラルアーツで学ぶ!地方創生は「ライドシェア一択」

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9月19日放送のワイドスクランブル(テレビ朝日)で、自民党総裁選で地方創生につて各候補者の政策が紹介されたあとに、スタジオのコメンテーターにどうしたら良いか?と振られ、柳瀬博一氏が、「ライドシェア一択」と答えました。その解説を聞いて私は、なーるほど納得です。

概要は・・・日本で電車やバスだけで生活できる人口よりも多くの人が、生きるために車を必要とする地方に住んでいる。近年電車やバス路線は廃止されるが、大型店舗は郊外にでき、車の利用は増え続けている。また自動車事故率の統計では自家用車よりもタクシーの方が高いそうだ。その地方のコミュニティーの中で慣れた道を慣れた自家用車で近所の人を病院や買い物へ連れて行く仕組みは地方でこそ必要なサービスと言える。インバウンドも移動手段がなければ対応できない。車を運転する人がいなければ成り立たない地方にこそ普及が必要な「ライドシェア」はまさに地産地消の地域創生対策だ、といった内容です。

自民党総裁選で、「ライドシェア」を規制緩和の象徴として重要政策に掲げる総裁候補は、先の地方の演説会で「ライドシェア」については触れていなかったようだ。「ライドシェア」は都会のタクシー不足のための規制緩和だけにあるかのような理解に、私も政治家の演説やマスコミ報道を鵜呑みにミスリードされていたようだ。

気になって、柳瀬博一氏について調べてみた。日経ビジネスの記者から引き抜かれて、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授に就任。リベラルアーツとは、「人間を自由にする技」のことで、幅広い教養を持ち、ひとつの正解よりも他の人の言っていることを鵜呑みにしないことなど、多様性の理解がとても大切とのこと。そして評価される正解にしばられた不自由さではなく、新しいものを創り出す創造性をもった人になって社会に貢献できるよう自由に生きるための学問だそうだ。(※参考:想像性を身につけて本当の自由な生き方をするために 東京工業大学リベラルアーツ研究教育院長 教授 上田紀行先生)

今回「ライドシェア」の本当についてや「人が移動できない地域に再生などあり得ない。」と言う地方創生の外せない課題について短時間で学んだ。参考にした記述では、学生に向けて「リベラルアーツとは自分を多様な世界へと解き放ち、より良い自分、より良い世界へと導く入口となります。リベラルアーツを広く学び、生き生きとした自分を発見してください。」と締めくくっている。

*今日のお言葉
多様な視点が新しいアイデアを生む。それこそが創造性の核だ。
サルマン・カーン

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