COLUME

トレードオン

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私が社会に出た昭和では「トレードオフ」何かを選ぶ際に、他のものを犠牲にするのが当り前で、例えば、
○コストを削減すれば品質が落ちる。
○時間を掛けなければ上達しない。
と「二兎を追う者は一兎をも得ず」「急いては事を仕損じる」的な発想です。令和の今は対照的に「トレードオン」ある選択や行動が複数のポジティブな結果を同時に引き出す、に変わってきています。
○コストを削減しても品質が上がる。
○時間を掛けずに上達する。
と「一石二鳥」「善は急げ」的な発想です。

今総裁選で争点になっている「解雇規制」や「残業時間」の法律は、「経営者が労働者に強いることで社会が潤う」といった昭和の「トレードオフ」が常識となって、弱い立場の労働者を守るためにできた規定です。国会議員は立法府にいるわけですから、国民を明るい未来へリードするために法律を定め直していただくことが仕事では?「失われた30年」は、古い常識、ルールや規制に縛られて前に進まない時間だったと私は思います。「決着」ではなく昭和からの「脱着」が求められているのではないでしょうか。

これからの日本社会は、「トレードオン」で行きましょう。
○仕事は時間を掛けずに高い成果を出す。
○会社も家庭も大切にする。

スーパースターも昭和では、道を究める努力の代名詞の様な、王貞治から令和は二刀流の大谷翔平です。彼には猛練習という言葉が似合いません、二つ追うことで二つとも上手くなる、休日は愛犬のデコピンとの始球式の練習に励んでいたとか!まさにこれからの時代に目指したい「トレードオン」のロールモデルかもしれませんね。

新総理には時代をリードしていただくことを期待しますが、私たちは「トレードオン」な事業、会社を楽しく築いて行きましょう。大谷翔平が笑顔でMLBの常識を覆しルールも変えているように。


今日のお言葉
先入観は可能を不可能にする
大谷翔平

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